短編を集めた本でした。
「幸福な生活」という本のタイトルなので、幸せな生活を書いてあるのが多いのかと読むと・・完全に裏切られましたね。
ほとんどが幸せで無く、いや、幸せと思っていたが、幸せで無かったみたいな話しだった。
唯一幸せと思ったのは「ママの魅力」だ。
子供の危機を救うために鎖を外された凶暴な土佐犬を素手で倒す。
最後の一行の言葉が良かった。
「伝説の怪物○○がこんなところに!」
私は水戸黄門に象徴される、勧善懲悪 いいものは最後に勝つのだ、という物語を面白いと読んだり見たりした世代だから、逆転で奈落の底に落ちる、最後の結末は好きになれない。
でも、久しぶりにショートショートな小説を面白く読めて良かった。
今日からは同じ百田さんの小説「風の中のマリア」を読みます。
途中まで読んでいる、竹田さんの「現代語古事記」はしばらくお休みです。
コメント
百田さんの作品読んでる人
最近多いですね
本屋でも目に入る場所に
百田さんの本が並べられてます