毎月3曲を完全に覚える:BEGIN 『くにぶん木の花』

2010年5月22日から練習を開始した。

2010年5月27日やっと歌えるようになった。

良い歌だ。

練習中・・・何度も何度も涙が溢れ声にならなかった。


くにぶん木の花

作詞 作曲 唄 BEGIN

くにぶんぬ花が 白い花が咲いたよ
変わる四季(シチ)を告げる 白い花が咲いたよ

思い出がひとつ 北(ニシ)ぬ風(カジ)に泣いたよ
手をひかれ歩いた ぬくもりが残るよ

西(イリ)の坂道 日が沈み
子守唄(ファムレウタ)がよ しみわたる

愛(カナ)しゃあぼーよ んぞーぬしぐとぅ
美(カイ)しゃ言葉(クトゥバ)ぬ あたたかさ
いちぬ世までぃ この胸の中
香(カバ)しゃくにぶん木に抱かれて


くにぶんぬ花は 白い花は散るけど
変わる四季(シチ)の中で 青い実が実るよ

東(アリ)の空(スラ)から 日が昇り
子守達(ファムレタァ)のよ 声響く

愛(カナ)しゃあぼよー んぞーぬ笑顔を
想いだしては 胆(チム)ふくら
いつか会える時が来るまで
香(カバ)しゃくにぶん木に抱かれて

香(カバ)しゃくにぶん木に抱かれて




歌を覚えるとき、その唄の心は何だといつも思う。

そして、自分なりに妄想する・・・

≪ここからは妄想です。≫


亡くなったお母さんを思い歌った歌だと思う。




シークァーサーの花が咲いた。
この花が咲くころに思い出す。

母親に手をひかれ歩いた・・・手のぬくもりが今も感じる。
西の坂道に日が沈み
子守唄があたりにしみわたる

愛しいお母さん あなたが私に話しかけたことは
本当にやさしく愛に満ちた美しい言葉であたたかかった
いつまでもこの胸のなかによみがえります

良い香りがするシークァーサーの木に包まれて

シークァーサーの白い花は散るが
青い実が実る。

東の空から日が昇るとき
子守達の声が響いてくる。

愛しいお母さん。
あなたの笑顔を想いだしては
胸がいっぱいになります。

亡くなったあなたにいつか会える時が来るまで

私はあなたを思い出す香ばしいシークァーサーの木にいだかれ生きていきます。

あなたに会える時が来るまで
あなたの思い出がいっぱい詰まっている
くにぶん木にいだかれ



私は子供の頃小学校の1年の夏休み前まで沖縄東村平良に住んでいた。

そこで生まれたばかりの妹を子守しながら弟とそして近所の子供達と遊んだ。

◇◇◇
この写真は私が5歳になったばっかりの写真だ。


◇◇◇

その妹も昨年亡くなった。

一緒に手をつないで遊んだ二つ下の弟も3年前亡くなった。

明日が弟の命日だ。

沖縄の北部ヤンバルの冬は寒い。

本当に小さい頃、母親に添い寝をしてもらい、冷たい足を温めてもらった記憶は今でも残っている。

どんなに生活が苦しくても、私達兄弟を育てるため一生懸命に働いたあなた。
親父が無理難題を私達に言っても、やさしく包んでくれたあなた。

今は私がだれかもわからないあなた。

この唄をうたっている時
幼き頃からもうすぐ61歳になろうとする今までのあなたの強いやさしさが思い出され
あなたの愛があったからこそ今の自分の幸せがあると本当に痛感した。

来月25日に帰ります。

あなたの笑顔に会いに。





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